https://scale-pr.com/column/HBJIp
「背負い力」は、企業やブランドを背負う“代弁者”としてPRパーソンが振る舞うために必要なコンピテンシーだ。
常にPR主体の「代弁者=スポークスパーソン」としての意識を持ち、ブランドマネジメントの観点からアクションを起こす必要があるだろう。
マーケティングのプロフェッショナルである音部氏(クー・マーケティング・カンパニー 代表取締役)は、「組織の成長にはブランドマネジメントの要素が不可欠だ」と述べ、
ブランドの“意味管理”や“意味作り”といった視点から、ブランドを背負ってPRに取り組む上で、ブランドマネジメントの真髄を理解しておくことの大切さを説いた。
また、サイバーエージェントで広報責任者を担う上村氏は、SNSが発達したことで企業を取り巻く環境を“ガラス張りの状態”と表現した。
良くも悪くも、企業や商品の情報は簡単に調べられ、またSNSで容易にシェアされるようになった。
裏を返せば常に炎上リスクに晒されており、誤ったコミュニケーションをしてしまえば、ブランド毀損の恐れも生じるわけだ。
PRパーソンは常に世の中の時流を汲み、どんなリスクリターンがあるのかを想定しながら、社会と企業・商品とのコミュニケーションを構築していかなければならないだろう。