ナラティブという言葉はすでにPRやマーケティング領域でパワーワードとなっているのはご存知だろう。
改めて本田もこの言葉を来年のPRキーワードに挙げた。
ナラティブ力でのセッションでも「ナラティブ」と「ストーリー」の違いについて触れたが、「あくまで共創であって、一方的なコミュニケーションではいけない」と本田は強調する。
「企業が自社の魅力を語りたいからと、独りよがりなコミュニケーションになってはいけない。表面的にストーリーを創って露出やPR施策を打てばいいのではなく、生活者のリアルな思いや声に傾聴し、構造的に捉える視座が重要になってくるでしょう。生活者の人生の物語に、ブランドや企業がどう入っていけるかという視点を持つ。ナラティブな切り口で、社会との関係性をどう創っていけるかが、来年はより重要味を増してくると予想しています」
今年の6月から毎月開催してきたSCALE PR ACADEMYも、第1期は無事に幕を閉じることとなった。
来年の第2期は4月開催を企画しており、オンライン/オフラインのハイブリッド開催を予定しているので、乞うご期待願いたい。
それまでに、アーカイブ配信や記事コンテンツを見てPRパーソンに必要なコンピテンシーの勘所をおさらいするといいだろう。