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コラム

2020-06-23

SCALE座談会:フリーランスPRパーソンの“ホンネ”(前編) ~フリーランスになった経緯/良かったこと~

SCALEのファウンダーの本田氏を中心に、事業会社出身からPR会社出身まで、経験や境遇は様々な中で独立という形で転身を遂げた5名がホンネを語ります。(左から大迫雄毅さん、野島優美さん、本田哲也氏、岡村真由子さん、佐賀晶子さん)

 

SCALE座談会:フリーランスPRパーソンの“ホンネ”(前編)   ~フリーランスになった経緯/良かったこと~

 
「SCALE」発表に伴い運営事務局では、FOUNDERの本田氏を囲み、現役のフリーランスPRパーソンとの座談会を実施。フリーランスとして活躍する方々の生の声に迫りながら、働く上でのホンネと課題、今後の展望について伺いました。

前編では、それぞれのフリーランスになった経緯と独立後のメリットについてお送りします。
 
事業会社経験者やPR会社出身者まで様々な境遇の中で一念発起
独立したそれぞれの経緯


本田氏:今日はお集まりいただきありがとうございます!フリーランスのPRパーソンとしてご活躍の皆さんにフリーランスになってからの課題や今後の可能性などについて伺っていければと思いますが、まずお一人ずつ今どういうお仕事をされているのか、どのような経緯でフリーランスになったのかを教えて頂けますか?
 
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佐賀さん:私は事業会社でこれまで7社、広報を務めてきました。最初は政府機関の広報、その後大手3社を経験して、後にスタートアップを3社経験したのですが、そこまで経験すると「もう転職ではないな」と思っていました。
一方で独立志向はなく、一人でやっていけるとは全く思っていなかったのですが、会社員として働くことに限界を感じるフェーズにちょうど差し掛かっていたこともあって、「やってみてダメだったらまた別の道を考えればいいかな」と決断しました。独立してちょうど1年くらいたちますが、フリーランスになってよかったと思っています。自分らしい働き方ができますし、日々楽しいです。
 
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大迫さん:僕はPR会社で10年程働いていましたが、さらに10年後の自分を思い描いた時に、これまで培った力をもっと外で活かして色々な人と繋がりながらお仕事したいなと思ったのが独立のきっかけです。元々起業思考があったので転職という発想はなく、まずはフリーランスとして外に出て行動してみようと思いました。今は主にフリーランスとして仕事をしながら仲間と一緒に起業もしています。個人としての仕事と、起業人としてD2Cの支援に関わる仕事の二軸で活動をしている感じです。
 
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野島さん:私は2018年からフリーランスになり、2年ほど経ちました。それまでは、私も10年ほどPR会社に勤めていました。それより前に、アパレルで店長として現場でモノを売っていた時代もあったのでそことのギャップがありPRの仕事を始めた頃は、エンドユーザーから遠い場所にいて「露出が出たよね」ということだけでは、手触り感を得られずモヤモヤすることも多かったんです。
そんな中、地方自治体を主に担当するチームに所属し、「本当に自分の町を良くしたい」と思っている地元の方々と関われたことで「地域の仕事ってすごく面白いな」と思えるようになりました。ある時、自治体の職員の方から「PRの面白さに目覚めた」と言われて、その時に自分がPRをするというよりは彼ら自らがPRできるようになるための支援をもっとしたいなと思うようになりました。
組織にいるとどうしても「会社として売り上げに繫がるのか」などの議論もありますので、外に出てもっと自分軸でやりたいことの実験をしたいと感じたのが独立のきっかけです。
 
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岡村さん:私もPR会社で働いていました。フリーランスになってあっという間に丸2年が経ちました。新卒で入ったPR会社では、1年目からフロントに立って案件を回し、ひたむきにスキルを磨き知見を蓄積していきました。3年間所属しましたが、多くの業界のPRを担当させて頂いて「できるかもしれない!」と自分の中で自信がつき、独立を決意しました。
また、会社員時代に新規営業も一時期担当してきたのですが、色々なお客様と話す中で、ベンチャーで立ち上げたばかりだと「PR会社に発注するお金はないけど、誰かにPRをお願いしたい」というニーズがかなり多いことも実感していました。「個人なら受けられることも多いのに」と感じることも多かったです。現在はまさに、広報/PR人材の採用や人手不足に頭を抱える企業を中心に小まわりのきくパートナーとして、ほぼ社員のような気持ちで日々PR活動に邁進しています。
 
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