SCALE POWERED BY PR

コラム

2020-11-20

SCALE ACADEMY_第5回 ナラティブ力 Narrative Power

毎回、PRパーソンに求められるコンピテンシー(行動特性)について紐解く「SCALE PR ACADEMY」。 第5回目を数えるセッションは「ナラティブ力(Narrative Power)」をテーマに、SCALE Founder/Dean of Academyの本田哲也と株式会社マテリアル執行役員兼Executive Storytellerの関 航氏が登壇。

 

②世の中の3秒ルール

 
情報化社会に生きる我々にとって、SNSが瞬く間に情報伝搬を担うことから、3秒で社会は動く認識を持つこと。

それだけ社会は敏感で、逆を言えば3秒で社会を動かせるということを理解していく。
 

③「PRパーソンだからその領域関係ないです」を今すぐ止める

 
Paid(広告)、Earned(パブリシティ)、Shared(生活者のSNSシェアや口コミ)、Owned(企業のSNSアカウントやWebメディア)といったPESOモデルを考えたとき、「PRパーソンだからEarned以外は関係ない」という視点ではなく、様々なエグゼキューションに関わり、社会が動く情報循環構造の感覚を養うことが大切。

プレスリリースやプランニングのほか、クリエイティブもコピーも全て一緒に考え、感度を研ぎ澄ませることで、PRパーソンとしての素養が身につく。
 

④点でなく、線、そして面で

 
実際に時間軸を意識してプロジェクトを進める中で、どうしてもプロジェクトのローンチが山場となりがち。

しかし、ローンチ後も想定通りの結果に進むこともあれば、予想だにしないリアクションや新たなステークホルダーの出現、炎上の火種になりそうなピンチの到来など様々な状況に出くわすことも往々にしてある。

そのため、現在進行形的にプロジェクトを動かし、どんな状況が起きても的確に対応していくことが、本当の意味でのプロジェクト成功には欠かせない。
 

ナラティブ発想を生み出す「思考力」「想像力」とを養うこと

 
最後にナラティブ力を実践に落とし込む上で抑えておきたい留意点について関氏は次のように説明し、セッションを締めくくった。

「まずはベースとなる思考力をつけるために、前述した4つのマインドを参考に基本的なモノゴトの捉え方を変えること。また、ナラティブな脚本を書く練習を行い、社会が動くようなシナリオ設計ができるように想像力をつける。そして実際に実践を行なっていく際は、社会を舞台にチャレンジするために『スタンス』を切り、ブランドとステークホルダー双方が望ましい合意形成を得られるように、脚本の設計と実装を行うよう心がけるといいでしょう」

社会全体の視点で考えるのはもちろん、ブランドエクイティや企業のオーセンティックな面、ステークホルダーとの関係性も鑑み、全体最適でシナリオ設計するためにナラティブ力は必要不可欠な行動特性だ。

本セッションで得た知見をぜひ、日常業務に生かして見るといいのではないだろうか。
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古田島大介

ライター
2014年2月に「The life always new」をコンセプトにCINDERELLAを創業。ジャンルに問わず、キュレーションメディアやSEOライティング、タイトルワーク、記事ネタ出しなどに携わる。 最近では取材ライターとして国内外の観光スポットやイベントに足を運んだり、企業ブランド・サービスのインタビュー取材を主に従事。 またSNSや繋がりのあるPR会社から送られるプレスリリースをもとに、執筆依頼をいただく場合もあり、活動は多岐にわたる。 モットーはメジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ること。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に社会のA面B面を深堀していく。
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